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シカに優しい紙袋
最近の気になったニュースを紹介します。
国の天然記念物に指定されている奈良のシカが、レジ袋を食べてしまう事故が相次いでいるそうですね。
その対策として、食べても影響の少ない「鹿袋」が開発されました。
材料は牛乳パックの再生パルプと「鹿せんべい」にも含まれる米ぬかです。
普通の紙に比べて水に溶けやすく、耐久性は劣るものの、
動物が誤って食べても消化しやすく、健康に害が少ないということです。
プラチック製品による海洋汚染問題を契機に「紙袋」が見直されている中、動物にも優しい「紙袋」まで登場したようです。
では日本で初めての紙袋は?
1923年にニューヨーク駐在をしていた日本の商社マンがクラフト紙を日本に送り試作したものからスタートしました。
国内で最初に使用された用途は「セメント用」でした。
その後、時代に伴い形と役割が変化していき工業用から百貨店の手提げ袋へ。
持ち運びのための袋としてだけでなく、広告の役割も果たすようになってきたそうです。
素敵な紙袋を持っている人を見ると、どこのお店かな?と確かめてしまいます。
知らず知らず歩く広告塔になっているわけですね。
アシスタントC